愛知・名古屋アジア競技大会2026のeスポーツ競技で、サッカーシミュレーション「eFootball™」部門に出場した日本代表の高田英貢也選手(Tess)・茶谷優我選手(lemon-pop)組が、2026年9月23日、銅メダルを獲得した。準決勝でイランと対戦し、接戦の末に敗れたものの、3位決定戦を経て銅メダルを手にした。この結果は、eFootballがアジア競技大会の正式競技として実施されるようになって以降、日本にとって初めてのメダル獲得となる。2018年の大会でも日本は金メダルを獲得しているが、当時は公開競技(デモンストレーション競技)としての実施だったため、正式な記録としては数えられていない。決勝はイランがマレーシアを4-2で下して金メダルを獲得し、マレーシアが銀メダルとなった。
グランツーリスモ7は僅差の4位
同じ時期に行われたグランツーリスモ7部門では、日本代表の國分諒汰選手が総合4位という結果に終わった。3レースで争われる形式の中、國分選手は第1レースを制し、第2レースでも3位に入る好走を見せたものの、最終の第3レースで6位に沈み、メダル獲得には一歩届かなかった。優勝はマレーシアのTaj Izrin Aiman Taj Madira選手、2位にサウジアラビア、3位に韓国の選手が入った。
2つの結果が示す大会の質の高さ
この2つの結果を並べて見ると、対照的でありながら、どちらも大会の質の高さを物語っている。eFootballの日本代表は、正式競技化後初のメダルという歴史的な一歩を刻んだ。一方でグランツーリスモ7の國分選手は、メダルには届かなかったものの、3レース中2レースで上位に入る実力を見せており、次回以降への手応えを感じさせる結果だったとも言える。スポーツゲーム・シミュレーション系のeスポーツは、実際のサッカーやモータースポーツの世界とも接点が深いジャンルだ。eFootballはコナミが、グランツーリスモ7はソニー・インタラクティブエンタテインメント(開発はポリフォニー・デジタル)が手がける、いずれも日本発のタイトルであり、今回のような国際大会での結果は、開発元にとっても一つの実績として意味を持つ。
実スポーツ業界との接点というキャリア視点
こうしたジャンルのeスポーツは、ゲーム業界だけでなく実際のスポーツ業界とも連携する動きが広がっている分野でもある。サッカークラブがeスポーツ部門を持ったり、モータースポーツチームがシミュレーションレーサーの育成に関わったりする事例は、国内外で徐々に増えてきている。Hiraku agentへの相談の現場でも、スポーツゲーム・シミュレーション系のeスポーツに関わりたいという相談者の中には、ゲーム業界と実スポーツ業界の両方に接点を持つキャリアに関心を持つ人が一定数いるという(この点は現時点でHiraku担当者の仮の回答に基づくものであり、実データでの再確認が必要)。今回のような結果は、ゲームと実スポーツの垣根がさらに低くなっていく流れの中の一つの出来事として、注目しておく価値がありそうだ。

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