『SCUM』開発元Gamepires、規模縮小とレイオフを発表――開発は継続

『SCUM』開発元Gamepires、規模縮小とレイオフを発表――開発は継続

クロアチアを拠点とするGamepires(オープンワールド・サバイバルゲーム『SCUM』の開発元)は、2026年10月14日、公式『SCUM』Xアカウントで、スタジオの規模縮小とレイオフを発表した。「今日は難しいニュースをお伝えしなければなりません」という一文から始まる声明は、『SCUM』の開発は継続することを明記しつつ、一部の同僚がチームを離れることになったと説明している。具体的な対象人数は公表されていない。

Gamepiresは、今回の判断を「厳しい市場環境への適応」と「長期的な持続可能性の確保」のためだとし、対象となった従業員の働きぶりへの評価とは関係のない経営判断であることを強調した上で、これまでの貢献への謝意を示した。『SCUM』は2018年8月にSteamでアーリーアクセスを開始し、2025年6月頃に正式版をリリースした、同スタジオの主力タイトルである。

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買収が相次いだスタジオの近年の経緯

Gamepiresは2010年の設立以来、複数回の資本構成の変化を経験している。2022年にはJagexに買収され、さらに2026年2月には、英国のSplash Damage(『Gears of War: Tactics』等を手がけたスタジオ)による買収が報じられた。ただし、Splash Damage側は2026年10月14日時点で、この買収について正式な発表を行っていない。短期間で出資者・親会社が変わる展開は、サバイバルゲームという人気ジャンルで成功したスタジオであっても、経営判断から無縁ではいられないことを示している。

「開発継続」という発表が意味すること・意味しないこと

Gamepiresの発表は、『SCUM』というタイトル自体の開発継続を明確に約束している点で、ユーザーに向けた誠実な姿勢と受け止められる。しかし、これは必ずしも、現在開発に関わっている従業員全員の雇用が継続することを意味しない。実際、今回の発表そのものが一部従業員のレイオフを伝えるものであり、「プロダクトは続くが、それを作る人の雇用は別問題」という、ゲーム業界で繰り返し見られる構図がここにも当てはまる。

Hiraku agentの現場から見えること

Hiraku agentへの転職相談の現場でも、親会社・出資者が短期間で変わるスタジオで働く相談者からは、「開発は続くと言われても、自分の雇用がどうなるかは別問題」という切実な声を聞くことがあるという(この点は現時点でHiraku担当者の仮の回答に基づくものであり、実データでの再確認が必要)。「開発継続」という発表と、個々の従業員の雇用継続は、必ずしも同じ意味ではないという点を、相談の中で確認することが多いとされる。所属スタジオの資本構成に変化があった際は、プロダクトのニュースと自分自身の契約・雇用の状況を分けて捉える視点を持っておきたい。

まとめ:人気タイトルでも無縁ではない経営判断

『SCUM』という実績のあるタイトルを持つGamepiresでも、市場環境への適応を理由としたレイオフが起きたという事実は、ゲームの人気・商業的成功そのものが、そこで働く人の雇用の安定を直接保証するものではないことを改めて示している。今後、Splash Damageによる買収の正式発表や、レイオフの具体的な規模が明らかになるかどうかを注視したい。

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この記事を書いた人

ゲーム業界のキャリア・転職・業界動向を発信するHiraku GameTimes編集部です。

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