異業種からのゲーム業界転職、採用担当が重視するのは「AIへの適応力」――Hiraku agent調査

異業種からのゲーム業界転職、採用担当が重視するのは「AIへの適応力」――Hiraku agent調査

ゲーム業界に特化した人材紹介会社Hiraku agentが2026年9月16日に公表した調査結果を、ITmedia「@IT」が2026年10月19日付の記事で取り上げた。この調査は、ゲーム業界の採用に携わる担当者1,008人を対象に、2026年8月26〜28日にかけてオンラインで実施されたもので、2024年実施の同種調査と比較する形で結果がまとめられている。

最も注目すべき変化は、採用された人材の出身の変化だ。同業種(ゲーム業界内)からの転職者の割合は76.4%と、2024年の84.7%から低下し、逆に異業種からの転職者の割合は23.6%と、2024年の15.3%から約1.5倍に増加している。ゲーム業界が、業界経験者だけでなく、異業種からの人材にも採用の間口を広げている実態がうかがえる。

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面接で重視される項目の変化――「AIへの適応力」が急上昇

調査では、面接担当者が重視する項目(複数回答)についても2024年との比較が示されている。「過去の経験・スキル」は32.9%(2024年は35.1%)で依然トップだが、2位には「AI等の新しい技術への適応力・学習意欲」が30.8%で入り、これが今回の調査で最も変化が大きかった項目とされている。さらに、「AIスキル(生成AI活用経験等)」について、「非常に重要」と回答した人が34.1%、「ある程度重要」が57.0%で、合計すると約9割の採用担当者がAIスキルを重視していることが分かった。

不採用になりやすい理由と、転職成功のための戦略

自由記述で挙げられた不採用理由としては、「希望する職種への過度な期待」「コミュニケーション能力の不足」「ポートフォリオ作品数の少なさ」「ゲーム業界への理解不足」が多く挙げられた。一方、異業種からの転職を成功させるための戦略としては、「複数スキルの組み合わせ」が48.8%でトップ、「志望企業の開発環境・動向の事前リサーチ」が41.0%、「AIツールを活用した効率化をポートフォリオで示す」が35.0%という結果だった。これらの数値は、ゲームへの熱意だけでなく、実務スキル・ビジネス感覚・AI活用力を組み合わせて示すことが、異業種からの転職成功につながりやすいことを示している。

生成AI活用が広がる業界全体の背景

一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)が2026年に実施した業界調査では、日本のゲーム開発者の85%超が生成AIを活用していると報告されており、前年の51%から大きく増加している。今回のHiraku agent調査が示す「AIへの適応力」重視という採用基準の変化は、こうした業界全体での生成AI活用の広がりと整合する動きといえる。

Hiraku agentの現場から見えること

Hiraku agentへの転職相談の現場でも、異業種からゲーム業界への転職を目指す相談者が増えている実感があるという(この点は現時点でHiraku担当者の仮の回答に基づくものであり、実データでの再確認が必要)。【仮データ・テスト用(実際のHiraku担当者からの回答ではない)】単に「ゲームが好き」という熱意だけでなく、これまでの職歴で培ったスキル(プロジェクトマネジメント等)とAI活用経験を組み合わせて提示できる人材が、面接で評価されやすい傾向があるとのことだ。

まとめ:異業種経験×AI適応力が新しい強みになる

今回の調査結果は、ゲーム業界が異業種人材への間口を広げつつある一方で、求められるスキルの中身が変化していることを示している。ゲーム業界への転職を考える際は、業界経験の有無だけでなく、これまでのキャリアで培ったスキルをどう組み合わせ、AIツールの活用経験をどう示せるかという視点を持つことが、これからより重要になりそうだ。

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この記事を書いた人

ゲーム業界のキャリア・転職・業界動向を発信するHiraku GameTimes編集部です。

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