Ninja Theoryで解雇始まる――『Hellblade』開発元、Xboxとの合意不成立を受けて

Ninja Theoryで解雇始まる――『Hellblade』開発元、Xboxとの合意不成立を受けて

『Hellblade』シリーズの開発元である英Ninja Theory(Xbox Game Studios傘下)で、従業員への解雇が実際に始まっていることが、2026年10月5日付の複数の海外専門メディア報道で明らかになった。

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9月22日の発表からの経緯

経緯を振り返ると、2026年9月22日、Xbox最高コンテンツ責任者のマット・ブーティ氏が、Ninja Theoryを存続させるための売却交渉・独立交渉がいずれも破談になったと発表していた(本メディアでも既報)。ブーティ氏は「2件の個別の交渉がいずれも不成立になった」としたうえで、Xboxは従業員との間で閉鎖に関する協議(コンサルテーション)を開始する一方、「他の道筋」も引き続き模索するとコメントしていた。英国の労働法では、スタジオ閉鎖に先立って従業員との協議期間を設けることが義務付けられており、今回の解雇は、あくまでこの「提案された閉鎖」についての協議のなかで発生しているものだ。

相次ぐ個別解雇の公表

今回新たに判明したのは、この協議と並行して、個々の従業員への実際の解雇通知が始まっているという事実だ。複数の従業員が自身のLinkedIn投稿で、解雇対象になった、あるいはすでに解雇されたことを相次いで公表しており、テクニカルサウンドデザイナー、ゲームプレイプログラマー、テクニカルディレクター、キャラクターアーティストなど、少なくとも9名の名前が複数の海外メディアで報じられている。在籍期間が長いベテラン社員も含まれているという。ただし、これらはあくまで従業員個人のSNS投稿を情報源としたものであり、Xbox・Ninja Theory側からの公式な総人数・対象部門の発表は、現時点では確認されていない。スタジオそのものの最終的な閉鎖の有無も、まだ確定した情報ではない。

『Hellblade』新作の行方は不透明

Ninja Theoryが開発を進めていた『Hellblade』新作(『Senua』、2026年6月発表、当時は2027年発売予定とされていた)の今後についても、公式な結論は出ていない。長年のファンコミュニティにとっても、またスタジオで働く従業員にとっても、見通しの立たない状況が続いている。

Xboxの大規模再編の一部

今回の一連の出来事は、Xboxが2026年7月に発表した約3,200人規模の削減、9月の268人追加削減・スタジオ再編(Halo関連スタジオのActivision移管、ObsidianのBethesda移管など)という、より大きな再編の流れの一部だ。大手パブリッシャー傘下という「安定している」と見られがちな環境であっても、事業戦略の変化によってスタジオ単位で閉鎖・再編の対象になりうるという現実を、改めて示す事例といえる。

Hiraku agentの現場から見えること

Hiraku agentへの転職相談の現場でも、海外大手パブリッシャー傘下のスタジオで働く日本人・日本在住エンジニアから、Xbox関連の再編について「自分の所属先が対象になるのではないか」という不安の相談が増えているという。実際に対象になった場合に取るべき典型的な対応(再就職支援の活用、ビザ関連のステータス確認など)について説明する機会も増えているとのことだ(この点は現時点でHiraku担当者の仮の回答に基づくものであり、実データでの再確認が必要)。

まとめ:遠い出来事ではない

海外スタジオの再編は、一見遠い出来事に見えるかもしれない。しかし、グローバルに事業を展開する大手パブリッシャーの傘下で働く、あるいはそうした企業への転職を目指す人にとっては、スタジオ単位の意思決定がどのように個人のキャリアに影響するのかを知っておくことは、決して無駄にはならないはずだ。

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この記事を書いた人

ゲーム業界のキャリア・転職・業界動向を発信するHiraku GameTimes編集部です。

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